財産の評価をするにあたり、口座明細の追跡は、とても重要な作業となります。故人が亡くなった時点の残額だけを見て終わりではありません。途中の流れにおいて(特に、3年以内)、このお金はどこから入金されたものか、逆に、どこへ出金されたか、注目する点は、おのずと見えてきます。
その追跡によって、他の口座があるはずだ、という結論にいたり、事実として、口座が見つかることもあります。そのような作業を通して、モレなく申告することが重要です。場合によっては、その時に見つけておけば、後で指摘された時に発生する追徴課税、延滞税が回避できるからです。